ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスーヴィオ ロッソ イタリア ピエディロッソ

LACRYMA CHRISTI DEL VESUVIO ROSSO 2016

生産国:イタリア(カンパーニア州)

ブドウ品種:ピエディロッソ 100%

ワイナリー:マストロベラルディーノ(Mastroberardino)

カンパーニア州を代表する銘柄で「キリストの涙」の名を持つワイン。「キリストの涙」の由来は伝説に基づきます。その伝説とは、神が大天使ルシファーを地に落とした時、ルシファーは天国の一部を持ち去り、この天国の一部が今のナポリの場所ができました。神がここを見たとき、これが天国の一部であると判り、思わず涙を流したのです。この涙がナポリへとこぼれ落ちました。すると、その涙が落ちた場所で素晴らしいブドウが育った、という伝説なのです。


造り手さんは、カンパーニャ州、ヴェスーヴィオ火山の麓に位置する、1878年創業のマストロベラルディーノ社。 1700年代には自社で瓶詰めを行っており、ブドウ作りを行っていたのはそれより遥か歴史を遡る、由緒あるワイナリーです。 時代の波の中で、周囲のワイナリーが国際品種に植え替えを行う中でもカンパーニャで唯一、カンパーニャの地品種に拘り、テロワールを重視し、量より質を求めたワイン造りの道を歩んできました。 それゆえ、「この蔵の存在なくして、現在のカンパーニャはなかった」と最高の敬意を持って語られる造り手さんなのです。


ということで今月イタリアワイン2本目です。前回記事でシチリアに旅行しますということを書いたのですが、その後、諸事情がございまして行き先がナポリに変更になりました。なのでナポリのあるカンパーニア地方ワインを買うという単純な私です。


いつも私が飲むワインよりちょっと淡い赤色。透き通っていることが新鮮です。まろやかで、口当たりが柔らかいです。おいしいです。ちょっと自分の好みが変わるかもと思わされたワインで、リピしたいなと思います。

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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