アメリカ(デトロイト、アナーバー)

長かったニューヨークをいよいよ離れました。6/30からデトロイト、そして7/2からアナーバーへ行ってきました。


デトロイト

社会科だか地理だかで、かつては自動車産業が発展した地域と習った記憶があったのですが、2009年にデトロイトに本拠地を置いていたGMとクライスラーが破綻、そしてデトロイト市の財政破綻と、あまり調子がよろしくない印象でした。訪れるにあたり基本情報を調べてみると、どうも治安がよくなさそう。カムバック・シティとして目覚ましい復興を遂げてはいるものの、未だに全米で危険な都市ワースト5に常に名を連ねているようです。デトロイト市警察の発表では 2016 年中、殺人事件302件、殺人に至らない銃犯罪982件、自動車強盗(カージャック)382件が発生しているとか(在デトロイト日本国総領事館資料より)。うーん、そう言われると何だか怖いですね。日本では犯罪に巻き込まれるなんて、普通に生活している限り想定もしていないので、気を引き締めて行かないといけません。

そして実際デトロイトに行ってみてどうだったかと言うと、一度も危険な目には合っていません。まずGM本社へ。

立派でした。そして通常営業でした。当たり前ですが。

街の中心地もお店やレストランが普通にあってそれなりに賑わっているイメージです。フードトラックマーケットみたいなのも開催されていたりします。そしてQLineというWoodwardアベニューを走る新しい交通機関ができていました。私が行った期間はプロモーションということで、KRESGE基金の寄付により乗車料金が無料でしたが、乗車料金はシングルパスが1.5USD、1dayパス3USD、1ヶ月パス30USD、年間パス85USDと、使用期間が長くなるとお得度がうなぎ上りなようです。移動手段として重宝しました。

デトロイトではハイデルバーグプロジェクトという、一度は荒廃した街を再興しようと空き家やゴミなどを利用したユニークなストリートアートが見られるエリアがあります。場所はハイデルバーグストリートおよびその周辺です。

不安を抱きながら行ったデトロイトですが、美術館や歴史博物館のような学術施設も整備されており、街おこしのような動きもあり、思っていたより元気な印象でした。もちろん人のいない場所に行けば危ないのかもしれませんが、それはどこにいても同じです。治安が悪いということで名高いデトロイトでしたが、活気を取り戻してきているようです。


アナーバー

デトロイトから車で1時間弱西に行ったところにあるアナーバーの街。ミシガン大学のお知り合いの所を訪問するために行ったのですが、ひたすら平和な街でした。住民の9割が大学関係者といわれたりします。ただ、めぼしい観光スポットがある訳ではなく、ミシガン大学に遊びに行くくらいしかすることはないかもですが…。

そんなこの街でひときわ有名なのはジンガーマン(Zingerman’s Delicatessen)というデリカテッセンです。元々地元でも人気のお店だったのですが、オバマ元大統領もお気に入りということで更に有名になった模様です。オバマ元大統領はミシガンローの卒業生でミシガン大学にスピーチに来たりするようなので、その際に立ち寄るのでしょうか。お昼頃に行くと、お店の外にまで列ができています。15分くらい並ぶとようやく店内に入れますが、お店の奥の注文コーナーまで列は続きます。ただ、一旦店内に入ると、ベーグルコーナーやハムコーナーなどがあったり、いろんなアイテムがぎっしり並んでいるので楽しく待てます。

いよいよ注文コーナーに。かわいいポップの説明があります。

メニューはこんな感じです。かわいいし、分かりやすいです。オバマ元大統領が食べたというコーンビーフのサンドイッチにするか、お店1番人気のパストラミのサンドイッチにするか悩みます…。

フレンドリーなお姉さんが注文を聞いてくれてようやく席につけます。しばらくしたら頼んだサンドイッチがきます。結局、1番人気という言葉に弱いのでパストラミのサンドイッチにしました。

パストラミ、ザワークラウト、スイスエメンタールチーズの組み合わせです。ボリューム満点です。こちらのデリの他に姉妹店が近くにいくつかあり、そちらに午前中に行ったところ空いていました。アナーバーはミシガン大学の街で、結局ミシガン大学とジンガーマン以外はどこにも行っていないです。観光地っぽくはなかったですね。

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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