アメリカ(NY:交通機関)
車大国アメリカにおいても、NYのマンハッタンは車なしでも生活ができる数少ない場所。他の都市でもUberなどを使えばもちろん移動はできるけれど、やはり車が手元にないと不便と感じると思う。そんな訳で車不要のマンハッタンでの移動手段をご紹介。
地下鉄(メトロ)
マンハッタンはほぼ南北方向に細長い形状をしていて、長さ20km、幅4kmくらい。地下鉄は東西にも南北にも大体カバーされていて、ブルックリンやブロンクスに行ける路線もある。路線はアルファベットと数字で表されていて、正確には数えていないけれど20路線以上ある。メトロカードを使った時の運賃は定額2.75USD。このメトロカードは地下鉄の他バスにも乗れるし、1回5.5USD以上チャージすると5%のボーナスが付く(数字は全て2017年6月現在)。深夜の利用は避けた方がよいと聞いたことがあるけれど、夜中12時くらいまでであれば乗っていて危険を感じたことはない。この地下鉄便利かというとそうでもない…。なぜなら全く時間通り運行していないから。私がよく乗っていた路線は15分に1本くらいの電車が走っているはずだったけれど、平気で30分くらい待たされる。そして乗っている途中でもよく止まる。日本では到着時間を検索し、ほぼ正確に予測し動くことができるけれど、30分余裕をもって動いても遅刻してしまうこともある。7dayパス32USD、30dayパス121USDと1日2回以上乗るとお得なパスもあるものの、上述の通り使い勝手に疑問を感じていたので適宜チャージしつつ使っていた。そういえば地下鉄に乗るときはlocalラインなのか、expressラインなのか注意が必要。expressラインだと何駅もすっ飛ばしてしまう。私は1度間違えてしまって本来の目的地に着くのにめちゃくちゃ時間がかかってしまったことがあります…。
Uber&Lyft
ちょっと急ぐ時はUber&Lyft(Lyftはアメリカ国内だけのサービスで基本的な仕組みはUberと同じ)。日本ではタクシーと値段が変わらないかタクシーより高いこともあり、まだまだ普及しているとまでは言えないUber。アメリカでは、大体タクシーよりお安くタクシーを凌ぐ人気。事前に値段が分かる、ドライバーの評価システムがあるためサービスの質が確保されやすい、支払いはアプリ内で完結するのでキャッシュは不要、など人気の理由は値段以外にもある。
ではUberとLyftどちらがよいかと言うと大して違いはないと思いますが、個人的にはLyftの方が好き。NYではUberでも事前に値段がきっちり分かっていたのですが、他のエリアではUberは乗る前にはざっくり価格しか表示されず、乗車後に確定価格が知らされるということもあったので。さらに、Uberはキャンセル時のお金のかかり方とかも地域によって異なる模様。あと、混み合う道などドライバーと中々出会えない時に、Uberはキャンセルされてしまうことが多いのですが、Lyftはキャンセルせずに何とか見つけてくれる気がします。この辺は私の感覚であり、決定的な違いではないと思う。現に、ドライバーさんもUberとLyftのどちらのドライバーもやっているというケースが多い。アプリのデザインも含め好きな方を使えばよいのかと。なお、値段の違いはほぼないと思う。どちらも混み合う時間帯は1.5倍とかになったりするけど受給の問題。時間帯によってはタクシーの方がお安いこともあるのかもだけれど、それでもUber&Lyftの方が値段が事前に分かり心理的にメリットが大きいと感じる。
アメリカよりも、諸外国では日本人観光客目当てのぼったくりがよくあるので、適正価格で乗車できるこれらのシステムがどんどん普及してくれるとありがたいです。
自転車(Citi Bike)
これが中々便利。東京でもそうだけれど、ちょっとした移動の時は自転車が一番早い。名前や車体のデザインからも推察できる通り通りCiti Bankがメインスポンサー。マンハッタンにはかなりのステーションがあり、ブルックリン、クイーンズ、ニュージャージーでも利用できるらしい。以下地図の🚲マークがステーション。
自転車10,000台、ステーション(駐輪場)600ヶ所が設置されている。利用料金は、1dayパス12USD、3dayパス24USD、年間パス163USDの3種類(数字は2017年6月現在のもの)。1ヶ月超の滞在だからほんとは1ヶ月パスがあればよかったのだけれど、そのタームはないので、がっつり使う予定で年間パスをゲット。使い方は、Citi Bikeアプリ上でステーションを探し、ロック解除のためのワンタイムコードを入手、そして自転車のドックについているキーパッドに入力するだけ。年間パスだと1回の乗車は45分以内にする必要があるけれどステーションがある場所だとどこでも乗れる(45分以上乗るときは一旦返却して2分経てばまた使える)。
ただし、マンハッタンの北側はセントラルパークあたりまでしかステーションがない。さらに、時間帯によってはステーションに1台も自転車がないことがある。傾向としては朝から昼にかけて、通勤でアッパー方面からミッドタウン&ロウアー方面に自転車が移動し、夕方になるとその逆の動きが起こる。なので昼時には私が住んでいたアッパーウエストで自転車が見つからず、ミッドタウンあたりでは停められるドックがなくて難民になるという現象が。でも機動性が高いのでほんとに重宝しました。これから更に自転車やドックの台数も増えると想定されるし、1dayとかは少々割高な気もするけれど、年間パスはおすすめです。
そんなこんなで地下鉄、Uber&Lyft、Citi Bikeを使いつつかなりあちこち行きました。車を念頭におかないでも動ける街はやはり便利でいいです。
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