アルゼンチン(メンドーサ、ブエノスアイレス、イグアスの滝)

チリのサンティアゴも都会だなと感じたけれど、アルゼンチンはより洗練された感じ。

人々の意識も含めヨーロッパ文化が色濃いのか。


そしてアルゼンチンといえば、ワインと肉。どちらも堪能させていただきました。


メンドーサ

アルゼンチンはワインの生産大国。

2016年は天候の影響で2015年比▲35%の生産量となり順位を落としたものの、

2015年までの数年間は、世界第5位の位置をキープしていた。

(エルニーニョ現象の影響ということもあり、

お隣のチリも2016年の生産量は2015年比▲21%減)

そして、アルゼンチン産ワインの70%がメンドーサで作られている。

ワイン好きにはたまらない街。


メンドーサには2泊滞在し、その間に下記3つのボデガを訪問。

はじめさん、くみこさん大変お世話になりました。

ちなみにボデガへの移動はレンタカーorタクシー。

街の中心から徒歩や電車・バスで行けるワイナリーはないようです。

ウェルカムシャンパンをいただける。嬉しいサービス。

まずはワイナリーツアーに参加。

その後ランチ(ランチの内容は下の方に書いてます)。


当初予定していたワイナリーツアーの時間に間に合わなくなってしまったため、

特別にテイスティングの時間をアレンジしてくださいました。

世界一周旅行出発前に、表参道の「コルク」というレストランで、

Pulenta Estateさんのマルベックをたまたま飲んで、おいしかったので気になっていた。

恥ずかしながら、それまでアルゼンチンワインはほとんど飲んだことがなかった。

こんなにワインがおいしい国を知るきっかけとなったワイン。

そのワイナリーに来れてよかったです。

コルクで一緒に食事をした友人に送りたいと思ったけれど、シッピングコストが

500USDもしたので断念…。レストランでボトルオーダーした方がまだお安い。

また日本で巡り合える日を待っています。

ランチのみの訪問。

レストランは落ち着いた雰囲気で食事ができる。

ワイナリーはレストランから少し離れた場所にあるので様子は分からず。


Nieto SenetinerとFamilia Zuccardiのランチは、どちらも料理メニューが決まっていて、

大まかにはエンパナーダ、サラダ&付け合わせ、アサード、デザートとという順番。

南米ではポピュラーなスナックであるエンパナーダ。

かれこれ1ヶ月以上南米にいるけれどワイナリーで初めていただきました。

Nieto Senetinerでは、3種類のエンパナーダをかわいく並べて持ってきてくれる。

Familia Zuccardiではお肉、玉ねぎ、チーズの3種類のエンパナーダがあり、

好きなものを好きなだけ食べられる。

お願いする度に焼きたてを持ってきてくれたのが嬉しい。

チーズのエンパナーダがお気に入り。

小さめなのでぺろりといける。


そして、お肉。アサードという炭火焼きのお肉が次々出てくる。

アルゼンチンではどのレストランにアサードを焼くための釜がある。

各家庭にも家庭用の釜がある。

アルゼンチン人はアサードが大好き。


私はというと、お肉はおいしいし、好きな種類を何度でもお願いできるのだけれど、

それほどたくさん食べられるものでもない。

なんとか1種類ずつ食べたところでギブアップ。

(1種類ずつ食べただけでも相当な量なんです!)


そして嬉しいことにワイナリーのワインはどれでも飲み放題。

元々食事とともにお店が選んで持ってきてくれるワインの他にも、

「これが飲みたい」とか好みを伝えるといただける。


たらふく食べて飲んで1人5,000円くらい。ワイナリーランチ楽し過ぎる。


ブエノスアイレス
実はあまり観光していない。

というのもえいちゃんが激しい腹痛に見舞われ、病院に行ったところ、

なんと腎臓に石が発見された。

そんなこんなでちょっとバタバタ&安静にしていたので、街中を少しうろうろしたくらい。


ちなみに海外で初めて病院に行き、大変勉強になりました。

えいちゃんは腹痛で辛かったと思うので、こういう言い方は不謹慎だけれど。

ひとまず大病でなくてよかった…。

(結石の痛みを知らない私が「大病でなくてよかった」というと、

経験者の方からはお怒りの声もあるかもですが)

病院&その時利用させていただいた海外旅行保険については後日up予定。


そんな訳で、少しではあるのですが街中うろうろで得られた経験をいくつか。
まず、またまたお肉の話を。
メンドーサのワイナリーでもかなりのお肉をいただいたけれど、

ブエノスアイレスでもやはりお肉。

Cabaña Las Lilas」がおいしかったのでご紹介。

運河沿いの赤レンガ倉庫のような建物の1階にあるレストラン。

テラス席が景色もきれいで良さげなのですが、満席らしく店内のお席に。

席につくとすぐに前菜盛り合わせとパンを持ってきてくれる。

前菜というか突き出し的な位置づけ。

4種類あり、肉もそれなりの量になりそうなので、私たちは別途サラダ等の前菜は頼まず。

そしてパンはカットしたセレアルやトマトのパン等が数種類あるけれど、

私は焼きたてのポンデケージョがおいしかった。

ポンデケージョはブラジル生まれのもちもちパン。

タピオカ粉で作るので生地はもちもちだし、チーズ入りという、

私が好きな要素がつまったパン。ワインとも合う。

フォカッチャも焼き上がると各テーブルに持ってきてくれる。

パンはなくなれば追加をいくらでも食べられるので食べ過ぎ注意。


そしてお肉。

offal mixというソーセージやホルモン系のお肉盛り合わせとリブアイステーキをオーダー。

offalは内臓という意味で、どんなものが出てくるのかビクビクしていたけれど、

どれもおいしくいただける。


続いてリブアイステーキ。

ステーキ系はミニマムポーションが350グラム。さすがに私は一人では食べきれない量。

えいちゃんとシェアしたいとお願いしたら快く対応してくれて、

お肉をカットして持ってきてくれた。

リブアイは私には少し脂が多いかと思いきや、柔らかくておいしくいただけました。

部位によっては、ハーフサイズで注文できるものもある。

周りの方々は1皿ぺろりと平らげ、前菜もデザートも食べていたりする。
日本人の胃袋ではそうはいかない。
ただでさえ私は胃弱なので…。

アルゼンチン人のようにお肉をガンガン消化する強靭な胃袋があれば

肉ライフをもっと満喫できるのだろうな。

ちょっとお高いですが、よいお店でした。


お肉に続いてて野菜の話。
ブエノスアイレスにいる間に何度も通った「green eat」。
前述の通り、胃弱な私は毎食こちらの巨大なお肉を楽しむことはできない。

green eatはヘルシーフードを扱うお店で、ブエノスアイレスに数店舗ある。

ホテル近くのショッピングモール「Galerias Pacifico」の地下フードコートにも

出店しており、えいちゃんがお世話になった病院の近くに路面店もあり、足繁く通った。


路面店はおしゃれな雰囲気。キッチンツールやワインも置いていたりする。

サラダやフレッシュフルーツジュース、サンドイッチ、

店舗によってはマフィン等の焼き菓子も売っている。

スモークサーモン、クリームチーズ、アボカドのベーグルサンド。

ベーグルの食感はどストライクではないけれど、具材の組み合わせは鉄板。


サラダ等は日本のクオリティーに慣れていると少し雑かな、と思われる部分もあるけれど、

お肉に疲れた時はぜひここで胃を休めてください。


フリーツアーについて。

ブエノスアイレスの街を案内してくれるフリーツアーがある。

ただし、ツアー終了後にチップをお支払い。まぁ、つまりただではない。

私が参加した時の女性のガイドさんについては、チップを要求された訳ではないけれど、

ブエノスアイレスの街や政治や経済についていろいろと教えてもらって満足したので、

その気持ちをお支払い。決して割高ではないと思う。


2時間かけて街中をあちこち歩き回るので、歩きやすいスニーカー等がベター。

南米の他の都市でもフリーツアーがあるようなので、探してみるとよいかも。


イグアスの滝
世界3大瀑布のひとつ、イグアスの滝へ。

イグアスの滝はアルゼンチンとブラジルの2国にまたがり、どちら側からも見られる。

アルゼンチン側からだと滝を上やら下から、ブラジル側からだと滝を正面から見られる。

私はアルゼンチン側のイグアス国立公園を観光。


朝10時くらいにイグアス国立公園に到着。

アルゼンチン側はの公園では敷地内を走る無料のトロッコで移動する。

でもこのトロッコがめっちゃ混んでる…。

並び始めてから乗れるまで1時間くらいかかった。ディズニーランド並。

混むのは午前中の入り口から滝に向かう方向に乗る時だけで、

帰りは空いていたのでタイミングの問題ではある模様。

まずはトレッキングコースの拠点となるカタラタス駅で下車。

アッパーウェイを散策しつつ、公園の中程の滝を見る。

むむ。

イグアスの滝はナイアガラの滝よりスケールが大きくダイナミックだと聞いてきたけれど、

なんだか水が少ない?

ちょろちょろと水が流れ落ちる穏やかな風景…。
ナイアガラの滝の方が圧倒される水量だったけれど…?


疑問を感じつつ、アッパートレイルの後はボートで滝の下まで行くアトラクションに参加。

このボートツアーは滝の真下に入って行くのでずぶ濡れになる。

各自の持ち物は防水バッグが配られるのでそれに入れてしまえば無事だけれど、

服はレインコートを着ていても意味がないくらい水を浴びることになるので覚悟が必要。

そしてカメラは防水でないと耐えられない。
私はGoProを使用。

滝の中は水しぶきが激しく、水しか写らないのであまり撮る意味がないかもだけど…。


続いてまたトロッコに乗り、悪魔の喉笛に一番近い、ガルガンタデルディアブロ駅で下車。

ナイアガラの滝でも一番の見所である悪魔の喉笛へのトレッキングコースを歩く。

20分ほど1本道を歩くと滝が見えてくる。

これこれ。


さっきはちょろちょろなんて言ってスミマセン。

水しぶきで下の方が見えない。滝は間近に見えるので怖いくらい。

世界三大瀑布の迫力を見られて満足。

私はアルゼンチン側だけ見て満足したので、ブラジル側はパス…。

正面からも見たい人は行ってくださいね。

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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