ボリビア(ウユニ塩湖、ラパス)

ウユニ塩湖

まずはボリビアに行った最大の目的であるウユニ塩湖について。

拠点となるのはウユニの村。空港からタクシーで10分程度。ホテルやレストランがある。

ウユニ塩湖に行くにはツアーを利用することになる。

私たちは「穂高ツアー」を利用。日本人にとても人気のツアー。

「穂高」という名前だけれど日本の旅行会社ではない。

私は当日朝9時くらいに予約しにツアー会社へ行き、その日の1dayツアーに申し込み。

1dayツアーは10:30出発〜20:30到着のスケジュール。サンセットを見て帰ってくる。

1人30ボリビアーノ(4,800円)。ランチおよび長靴レンタル込の料金。

ウユニは12月から3月は雨季。塩湖に水が張り鏡ばりの美しい風景が見られる。

水が張るので長靴があるととても心強い。ビーチサンダルだと夜になる足が冷たい。

直前に雨が降り、ツアー時は晴れていてちょこちょこ雲があるのがベストコンディション。

私は運良く1日目できれいな鏡張りが見られたけれど、ウユニは標高3,000メートル級の

高地なので、天候はコロコロと変わり、コンデションによっては見れないことも。

なのでスケジュールを組む時は、日程に余裕があれば予備日を設けておいた方が安全。


ツアーでは最初に列車の墓場と呼ばれるスポットへ行き30分程自由時間。

列車の上に上って写真撮影もできる。

列車に上り下りするのは非力な私では結構大変でしたがやってできないことはない。

ちなみにこの列車は19世紀にイギリス資本の会社が作った鉄道網を走っていた。

かつてウユニで採掘されていた鉱物資源を太平洋岸まで列車で運んでいた。

しかし、ボリビアはチリとの戦争で領土を奪われ、この列車では運び出せなくなった。

そのうち資源も枯渇し、イギリスもそのままこの列車を放置したもの。


続いてコルチャニ村をぶらぶら。お土産物屋さん等ある小さな村。


そしてお待ちかね塩湖へ。

ここは水が張っていないところ。見渡す限り真っ白な塩原が続く。

日本人には鏡ばりが人気だけれどここもおつ。外国人にはこちらの方が人気だとか。


塩湖にある建物の中でランチをいただいたら、水が張っている鏡ばりスポットへ。

数年前から日本でも人気の観光地となったウユニ塩湖。

たくさんの日本人がここを訪れて今やそんなに物珍しくはないかもですが、

やはりきれい。来てよかった。


そういえばこのツアーは申し込みをした何人かでグループになり、

現地のドライバーさんが車に乗って1日そのグループを案内してくれる。

私たちは6人グループ。全員日本人。

私たちのグループのドライバーさんは、ペドロくんという推定20歳くらいの若者。

彼は基本的にはスペイン語しか話せないが、英語と日本語の単語が少し分かる。

そしてそのわずかの単語を駆使し女の子をナンパしまくる。

同じグループの女の子は「今日1日だけ彼女になって」とお願いされたそう…。

何度も名前を聞かれ(ナンパはしてくるけれど中々覚えてくれない)、

「日本の女の子はみんなかわいい」とおっしゃってました…。

南米人はやはり情熱的ですね。


そしてこのペドロくん、ナンパばかりしている訳ではなく、トリック写真をとるのが上手。

トリック写真とは遠近法を利用して、ゴジラに襲われている風な写真を撮ったりするもの。

ペドロ氏は構図にも凝るし、細部にもめっぽううるさい。

動きがそろっていなければ「バラバラ!」と怒られる。

しかもこのペドロ氏は他のグループの所へも、自発的になのか要請されてなのか、

トリック写真の指導に行くほど熱心さ。

どうやらドライバーさん全員がペドロ氏ほど写真のできにこだわる訳ではなく、

人によるところが大きい模様。


ホテルは私はウユニ村のトニートホテルに滞在。

1日目のツアーで鏡ばりが見られたので残りの2日間はずっとホテルでダラダラ。

ホテル自体は設備など古かったりするけれど、女性のご主人がいつもテキパキと

働かれており、好感が持てた。

あと、レストランのピザがおいしい。


ウユニ村ではなく、塩原の中にある塩のホテルに泊まるのも楽しそう。

床やらベッドやらが塩でできているらしい。

雨で溶けないのか不思議だけれど、当然溶けない。

そして塩のホテルは結構高級ホテルで快適らしい。


ラパス

ラパスはウユニ塩湖に行くための玄関口。

世界で一番標高の高い首都。


ラパスの街の造りは標高が高い程貧しく、低い程裕福な人が住んでいるらしい。

確かに家はもちろん街中にあるお店も標高が低い所の方が洗練されている。

標高が高いあたりではお店というより屋台がたくさん。

移動はゴンドラが楽しい。東京の地下鉄みたいに住民の足になっているらしい。

ゴンドラから眺めるラパスの街もきれい。

ウユニに行く前にトランジットで立ち寄った際は、ダンナの元同僚のご紹介で、

ラパスの大学の先生に街を案内してもらうことに。

標高の高いエリアにあるマーケットみたいなところをうろうろ。

何でも売っている。日曜品から車の部品まで。

本気で売っているのかなと思うようなものもあるけれど本気なんだろうな…。

下の写真に写っている車も売り物です。


ウユニからの帰りはツアーで同じグループだった日本人の女の子と

たまたま日程が合ったので、一緒に観光。

魔女の市場と呼ばれるおまじないグッズが売っている市場や、お土産物屋さんをうろうろ。


街の中心から空港まで、タクシーだと30〜40分。70ボリビアーノ(1,120円)。

乗り合いバンだと10ボリビアーノ(160円)とお安い。

ただしスーツケースはミニバンの屋根の上に載せて運ぶことになる。

さすがに危険だと思うので、スーツケースがある場合は、タクシーがベターかと。


ボリビアいろいろ

南米の中でも貧しい国のひとつ。
あらゆるインフラが整っていないなと感じる。

道路、通信、水道、電気など、あるにはあるがどれも弱々しい。

ホテルでは、Wi-Fiが弱かったり、シャワーの水圧が弱かったり、時々停電も起こる。
それでもボリビアの人たちは幸せらしい。
飲んで踊ってゆったりと生活する。
日本では働き方の問題で政府も各企業も改善を図っているところ。
国民性ってこんなに違うのかと。

ちなみにボリビアのモラレス大統領は自分大好き。

建物や乗り物に自分の顔を入れちゃう。
かつてはボリビア憲法では大統領は再選はできない。

でも、モラレス大統領は憲法自体を変えてしまい、現在3選目。

もちろん国民にとってよいこともしていて、支持している人もいるけれど、大半が呆れ気味。

歴史やら気候やら勘案すると他の国との単純比較は難しいけれど、

ボリビアが豊かになるのは時間がかかりそうな気がします…。


そういえば、私がボリビアにいたのは2/22〜2/28。

このうち2/25〜2/27の3日間はカルナバルというお祭りの期間。
ウユニでもラパスでもパレードをしていた。
レストランやらお店は休みが多いので注意が必要。

そして、街中では子どもたちが水鉄砲やら怪しい泡のスプレーやらで攻撃してくる。

出かけるなら覚悟が必要。

私も泡スプレー攻撃受けてしまった。これもよい思い出…。


ご飯はお肉とイモが多め。
野菜は生のものはお腹が心配だったので控えめにしました。
ホテルに入っているような安心安全なレストランで少し食べた程度。
屋台などでの食事は周りの人もよくお腹を壊したと聞くのでオススメはできません

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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