VIRON(丸の内)

超有名店なので、説明も今さら感たっぷりですが、大好きな「VIRON」さんのパンをご紹介です。


こちらの一番人気のパンといえば「バゲットレトロドール」で、

パリ郊外の製粉会社ヴィロンの「レトロドール」という粉を使用したものです。

通常フランス系のパン屋さんは、フランスにパン屋の本店があり、

日本にも出店、ということが多いのですが、

VIRONについては、フランスにあるのはあくまで製粉会社としてであり、

VIRONという名前のパン屋さんは存在しないのです。


VIRONを運営する株式会社ル・スティルの西川社長のご実家は、

私の地元に至近の兵庫県加古川市にあるニシカワ食品。西川社長はそちらの3代目。

兵庫県、しかも加古川市と聞き一方的な親近感を抱いています。

ちなみにVIRONの牛尾シェフも姫路ご出身。これまた勝手にご近所感覚。


VIRONのお店は渋谷と丸の内にありますが、私が足しげく通っているのは丸の内店。

TOKIAの1階にあります。

ブラッスリーも併設で、お天気が良いときはテラス席でワインとか飲んでる方を

よく見かけます。

↑店内はこのような感じ。手前足元の紙袋は元々が製粉会社であるからか、

小麦粉の袋がディスプレイ。

入ってすぐのショーケースにはサンドウィッチ、ケーキ、焼き菓子が並んでいます。

↑パンの並ぶショーケースはこのような感じ。右奥にあるのがバゲットレトロドール。

店員さんにお願いして取ってもらう形式です。


どれもこれもおいしそうで、胃袋が無限大だったらといつも思うのですが、

そうもいかないので、私はいつもチーズのパン4種類をチョイス。

①フーガス・グリュイエール 680円(税別)

フーガスとは、南フランス・プロヴァンス地方のパンで、ナイフで切り目を入れて

葉っぱのような形になっているのが特徴です。

VIRONのフーガスはグリュイエールチーズの他、ドライトマト、オリーブ入りもあります。

パン自体が薄いのでばりっと歯ごたえがありつつ、VIRONのフーガスは、

ライ麦入りで中がもちっとしてます。香ばしい粉の香りも感じられて噛むほどに幸せが…。

生地もチーズもかりっとした部分と、もちっと・とろっとした部分とがあり、

いろいろ楽しめるパンです。


②パン・ドーヴェルニュ 630円(税別)

コンプレノア(全粒粉のくるみパン)にフランス産のブルーチーズと

はちみつをトッピングした贅沢なやつ。

ブルーチーズが濃厚こってりすぎるからやめとこうかなと、いつも思うのですが、

迷った結果いつも買っちゃうという不思議な魅力のパンです。

ワインとは確実に相性いいです。あと、くるみのアクセントがあり意外とぺろっといける。

こちらのパンははちみつが上にかかっているので、リベイクする時は、

アルミホイルを必ずかけてください!でないと焦げます。


③トロワ・フロマージュ 560円(税別)

レトロドールの生地に名前の通り、3種のチーズがINしてます。

いわゆるチーズフランスとかチーズクッペ的なパンなのですが、

なんといってもレトロドール使用で水分量多めで生地もおいしいのです。


④じゃがいもとモツァレラチーズのフォカッチャ

 (ローズマリーとにんにく風味)ドゥミ 280円(税別)

こういっちゃ失礼だけれど、見た目がそんなにテンション上がらないし、

少し前まではフォカッチャにそれほど興味なかったので買わなかったのですが

いつの間にやらマストバイアイテムに。

ちなみに、ドゥミとはミニサイズのこと。

でも侮るなかれ!(だれも侮ってなどいませんが)これすごく優秀なパンです。

生地はジャガイモを茹でてつぶしたものが練りこまれていて、水分量もおおめでもっちり。

中には空洞があり、モツァレラチーズがでんっと入っています。

「ローズマリー風味」とあるものの、そんなにきつくは香らない。言われて気づくくらい。

にんにくも然りです。


VIRONは粉自体がおいしいし、サンドウィッチにももっと手を出したいのですが、

ワインと合わせると思うといつもこのチーズ4兄弟になってまう。

ちなみに合わせたワインはスペインのボデガス・ロス・フレイレス シネルジア・バリカという

モナストレル&カベルネ・ソーヴィニョンの赤ワインです。


ごちそうさまでした。

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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