【出発準備】予防接種(黄熱病等)
世界一周旅行でアフリカ大陸、南アメリカ大陸に行くにあたり、
本年6月より予防接種を受けており、本日ようやく全ての接種が終了しました。
世界一周旅行で予防接種を検討する場合、下記3点の検討&確認項目があります。
○何の予防接種を受けるのか
○各予防接種のスケジュール、接種回数
○どこで受けるのか
○何の予防接種を受けるのか
世界のどのエリアに行くのかをもとに医師と相談することが重要です。
私が選んだのは、
①A型肝炎、②破傷風、③狂犬病、④日本脳炎、⑤黄熱病。
これらは、発症した場合に有効な治療法がなかったり、症状が重い、または、
発病した場合100%死亡するとされているものです。
蚊を媒介し感染するものもあるので、予防接種を受けていたとしても、
対象エリアでは、虫よけスプレーや肌を露出しない服装を心がけることも大切です。
⑤黄熱病は、アフリカ・南アメリカの一部の国では予防接種を受けたことを証明する
「予防接種証明書」(イエローカード)を携帯していないと
入国できない国があるので、こちらも注意が必要です。
なお、黄熱の予防接種証明書の有効期間について、
2016年7月11日以降は、これまでの「接種10日後から10年間」から、
「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。
「FORTH」という厚生労働省検疫所サイトが分かりやすく解説してくれています。
○各予防接種のスケジュール、接種回数
予防接種には複数回接種が必要なもの、さらに一定期間を開けて2回目以降の接種が必要なものが
あるため、旅行までのスケジュール管理が必要です。
(明日打って、明後日飛び立てるわけではないのです)
①A型肝炎:3回。2~4週間の間隔で2回接種。さらに、約半年後に3回目の接種をすると
免疫が強化され、5年間は有効と言われています。
*国と製剤によって接種方法が異なるため、医師によく確認が必要です。
②破傷風:2回。3~8週間の間隔で2回接種。
③狂犬病:3回。第0日、7日、28日の間隔で3回接種。
④日本脳炎:2回。4週間以上開けて2回接種。
⑤黄熱病:1回。海外出発予定日前1ヶ月以内の接種日に1回接種。
*黄熱ワクチンは生ワクチンであり、接種後4週間は他のワクチンを接種できない。
上記の通り、受ける回数と接種間隔を考えると、A型肝炎等は半年以上前から計画した方がよいです。
○どこで受けるのか
何の予防接種を受けるのかと同様悩ましいところです。
なぜかというと予防接種は保険適用外。金銭的な問題があるからです。
ちなみに私が受けたのは、
①~④は三軒茶屋にある「ふたばクリニック」さん、
⑤は「東京検疫所」にて受けました。
①A型肝炎:6,500円×3回=19,500円
②破傷風:2,800円×2回=5,600円
③狂犬病:7,500円×3回=22,500円
④日本脳炎:5,000円×2回=10,000円
⑤黄熱病:ワクチン接種10,300円×1回+証明書手数料880円=11,180円
①~⑤合計で、68,780円です。
*ふたばクリニックさんはクレジットカード使用可。
東京検疫所は収入印紙での支払い。(東京検疫所売店でも印紙購入可。ただし現金のみ)
ふたばクリニックさんは他の世界一周ブログでも有名で国内ではお安く予防接種が受けられる医院。
もしこれを更に抑えたいと思うと、タイのスネークファームという病院で打たれる方が
多いようです。
接種項目は異なりますが、とあるブロガーさんの場合、下記のような料金だったようです。
黄熱病:1,000バーツ
A型肝炎:1,400バーツ
腸チフス:400バーツ
破傷風・ジフテリア・百日咳3種混合ワクチン:630バーツ
その他
初診料(登録料)20バーツ
診察料 50バーツ
計3,500バーツ≒10,500円(※1バーツ=約3円)
え!?
なんと格安!…でも私小心者なんです。やはり日本で予防接種受けます。
ということで本日黄熱病と、A型肝炎3回目を受けて打つべきものは打ちました。
ちなみに黄熱病は各地の検疫所で受けられます(検疫所以外の機関もあります)。
まず電話予約が必要で、東京検疫所の場合は毎週火曜日のみ接種可能で、
13:30集合という制約があります。
早めの順番だったからか14:30くらいには終了しました。
その後、三軒茶屋のふたばクリニックに直行。A型肝炎3回目を受けて完了でした。
…ところが、きました。黄熱病の副反応。
翌日の夜、微妙に関節に痛みというほどでもないが、違和感があるなーと思い熱を測ると、
37.3℃。その後MAX 37.9℃まで上がりましたが、翌々日(接種から3日後)には、
平熱の35度台に戻っていました。
黄熱病は生ワクチンであり、4人に1人くらいは微熱等の軽い副反応が出るそう。
症状は 5~10 日中に治まるとのことで、まさに、それですそれ。
これまでの予防接種でこのような症状が出たことがなかったので、
びくびくしましたが、無事おさまってよかったです。
そういえば、東京検疫所で接種してくれた先生が蚊よけ対策に、3M社の「ウルトラソン」
という虫除けをオススメしてくれました。
熱帯地方では、日本の虫よけでは効果をなさないことがあります。
虫よけは、その国の害虫に合わせて有効成分が配合されています。
肌に塗る虫よけは、ほぼすべての商品の主成分がディート(ジエチルトルアミド)
という化合物です。
日本では現在、最大12%までのディート成分までの虫除けしかありません。
ウルトラソンは34%のディートを含有し、効果は12時間持続というつわもの。
米軍でも正式採用されているとのこと。
私は蚊に刺されやすいので(カンボジアに行った時も、バリに行った時も、
なぜか私だけ蚊に刺されて、かゆさにもだえていました)、強力虫除けはマストアイテム。
しかしながら、強力というとお肌への負担も心配だし、一度テストしてから使ってみよう…。
そんなわけで、予防接種&虫除け対策、皆さまも余裕をもってご準備くださいね。
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