Trinity Hill(トリニティ・ヒル)

Trinity Hill(トリニティ・ヒル)Gimblett Gravels 赤 2014

生産国:ニュージーランド(ギムレット・グラヴェルズ、ホークスベイ)

生産者:トリニティ・ヒル

ブドウ品種:シラー

購入場所・価格:Countdown(Auckland)・34.99NZD(39.99NZDから割引されていた)

○トリニティ・ヒルの始まり

トリニティ・ヒルは、元モートン・エステート(*)の醸造家ジョン・ハンコックが

1987年ロンドンでレストランを営むロバート&ロビン・ウィルソン夫妻と出会ったのを機に、

オークランドの株式仲買人であったモートン・エステート初期の株主ジェインズ夫妻らと

1993年に設立された。

3者がロイズ・ヒルの麓にワイナリーを興したことから、「トリニティ・ヒル」と

名が付けられた。

*:ホークスベイに拠点をおく、ニュージーランドのみならず、世界が認める

トップ・ワイナリー。


○ギムレット・グラヴェルズ地区の先駆者

ギムレット・グラヴェルズは、 ホークス・ベイ中北部を東西に流れるナガルーロロ川右岸に

位置し、かつてナガルーロロ川底であった800haの地に深さ100mにも及ぶ厚い砂利質土壌が

広がる。

政府認定呼称産地としては認定されていないが、砂利質土壌による特有の凝縮した

風味を持つブドウが実ることから、ワインラベルには「ギムレット・グラヴェルズ」と

表記される(使用ブドウ95%以上が条件)。

ギムレット・グラヴェルズ地区のポテンシャルの高さを早くに見出し 、たのが

トリニティ・ヒルのジョン・ハンコックで、1993年、最初にブドウを植え始めた。

その後、トリニティ・ヒルに続いて、多くの生産者が同地区に畑を持ち、現在20超の

ワイナリーがギムレット・グラヴェルズからワインをリリースしている。

ギムレット・グラヴェルズのワインは、ボルドー赤品種とシラーにおいて特に大きな成功を

収め、国内外の品評会で数多くの賞を受賞。


○醸造家ウォーレン・ギブソン

醸造家ウォーレン・ギブソンは、オークランドのマジー大学と南オーストラリア、

ローズウォーシー大学で栽培・醸造を学び、西オーストラリア州マーガレット・リヴァー、

イタリア、ハンガリー、フランス、カリフォルニアで研鑽した後、1997年に

トリニティ・ヒルに加わる。

当初、ジョン・ハンコックのアシスタントとして従事していたが、数年のヴィンテージを

手がけ、現在は醸造責任者としてトリニティ・ヒルのワイン造りを担う。

ギブソンは現在ニュージーランドを代表する醸造家の一人として知られ、

2005年ワインステイト・マガジンで「ニュージーランド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に

輝く。


○3つのレンジ

トリニティ・ヒルは、スタンダード・クラスの「ホークス・ベイ」、プレミアムレンジの

「ギムレット・グラヴェルズ」、トップキュベである「オマージュ」の3つのレンジから

構成され、”量より質”をポリシーに、低収量で高いクオリティとエレガンスを追求して

造られる。


QueenstownのJVHでグラスでいただいておいしかったのでボトルで購入。

ボリュームがあり重め。ちょっと渋みはある。

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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