ニュージーランド(クイーンズタウン②:ワイナリー見学)

クイーンズタウン2日目(12/28)

ワイナリー見学。 「Queenstown wine trail」というツアーに申し込みました。

5時間で4つのワイナリーを見学できるものに参加。 1人160ドル。

ワイントレイル号に乗ってまわります。

ガイドのおじさんが同乗し、バンジージャンプスポットを通ったり

ちょっとした観光も楽しめるツアー。


ニュージーランドは世界有数の新興ワイン王国として注目されています。

(それでも世界のワイン生産量の1%程度です)

赤白でいえば白ワインのぶどうの方が多く栽培されていている。

白については、ソーヴィニヨン・ブランが最も多い。

シャルドネ、リースリング、ピノ・グリももちろんある。

赤については、栽培が難しいとされているピノ・ノワールが最も多く栽培されていて、

世界的な評価も高い。

メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンも多く作られている模様。

私が好きなシラーはあまり聞きませんが、レストランやワイナリーでは見かけます。


クイーンズタウン近くにはセントラルオタゴというワイン産地があります。

セントラルオタゴには100以上のワイナリーがありますが、

日本ではまだ知られていないところがほとんど。

今後もますます注目のエリアだと思います。


ワイナリー1軒目「Gibbston Valley(ギブストンバレー)」へ。

クイーンズタウン中心部から車で約30分で到着。

こちらはセントラルオタゴのワイン産業の先駆者となったワイナリー。

レストランやチーザリーも併設されていて、ワイングッズも購入できます。


ワイナリーの方が色々説明してくれますが、早口で私の英語力ではとうてい聞き取れず…。

なのでせっかく説明していただいたのに切ないですが、

ネットなどで調べた情報を以下にまとめます…。


ワイナリー創始者はアラン・ブレディ。

1976年、当時いばらで覆われていたギブストンバレーの土地を購入。

アランはセントラルオタゴの気候や環境がワイン造りに向いていると確信し、

その後350本のぶどうの木を植えます。

一方で、地元の人たちは、雪に覆われ、山に囲まれた世界最南端の土地でワイン造りなんて、

アランは気が狂っている、失敗に終わると思っていました。

しかし、出来あがった初期のワインはアランが思っていた以上のものに。

ここから更にワイン造りに力を入れ始めることに。

彼の先見の明と献身のおかげで、世界的に有名なワイン産地へと発展を遂げることになりました。

アランが最初に植えたギブストンバレーの2haの畑には、

ピノ・ノワールとリースリングのぶどうの木が植えてあります。


ワイナリー見学では洞窟の中のワインの貯蔵庫にも入らせてもらい、こちらで試飲。

1. リースリング(白) 甘いはちみつのまぁるい香り。味はすっぱさに苦味がちょっと。

2. ピノ・グリ(白ドライ) 香りはリースリングより少ない。キリッとした酸味。

3. ピノ・ノワール(赤) コーヒーのようなくすんだ香り。軽め。酸味渋みは少し。

4. ピノ・グリ(白甘口) 甘い香り。 はちみつみたいにあまー!


テイスティングの後はレストランでランチ。

ツアーに組み込まれていますが、料理も飲み物も頼んでも頼まなくてもよい。

食べた分、飲んだ分だけ自分で支払うことになります。

私は4種のチーズ(21ドル)とワインはGibbston Valley SCHOOL HOUSE

ピノ・ノワール(赤)(15ドルくらい?)を注文。 


ワイナリー2軒目、「KINROSS」という宿泊施設も備えたストアへ。

Gibbston Valley winary からすぐ。

ストアの中にいくつかのローカルワインのテイスティングルームがある。

コンビニ程度のほんの小さな敷地内にテイスティングルームや

コーヒーを飲むスペースもある不思議な空間。

敷地内にはぶどうの木がある。

これらのぶどうの木は、HAWKSHEADというワイナリーのHPに

ぶどう畑がKINROSSに隣接しているとの記載があるのでおそらくHAWKSHEADのもの。

テイスティングは5種類。

1. HAWKSHEAD ピノ・ノワール(ロゼ) 香りは甘め。味は酸っぱい。

2. COAL PIT ソーヴィニヨン・ブラン(白) イカの燻製とか魚の香り。

    とてもソルティーな味。苦手な人もいるかも。

3. DOMAINE THOMSON ピノ・ノワール(赤)  樽の香り。味は丸みもあるけど酸味も少し。

4. HAWKSHEAD ピノ・ノワール(赤) 色はロゼ?と思ってしまうほど薄い。滑らか。若い。

5. VALLI ピノ・ノワール(赤) こちらで飲んだ中で一番濃い色。強いボディ。酸味も中々。


ワイナリー3軒目、「WAITIRI CREEK」という家族経営ワイナリーへ。

説明してくれたおじさんのお子さんと思しきちびっこたちが、

敷地内を走り回っててアットホームな雰囲気満載。


テイスティングは4種類

1. ピノ・グリ(白) 甘めのグレープフルーツの香り。

2. シャルドネ(白) 2件目に続き魚のような香り。そしてソルティーでわずかに酸味も。

3. ピノ・ノワール(ロゼ) 酸味が強い。

4. ピノ・ノワール(赤) 酸っぱめ。


ワイナリー4軒目、「AMISFIELD(アミスフィールド)」へ。

外観は趣きのある石造りの建物。

ビストロやセラードア(試飲販売所)もありおしゃれな雰囲気。

地下のワイン貯蔵庫にて、テイスティング4種類。

1. ピノ・ノワール(スパークリング)

2. リースリング(白ドライ) 甘い香り。甘酸っぱい。

3. リースリング(白甘口) だいぶ甘め。

4. ピノ・ノワール(赤) 本日飲んだ中で一番まろやか。ヴィンテージは2014。


個人的には最後のアミスフィールドが一番のお気に入りかなと。

その場で買うまでには至らなかったけれど、念のため日本でも取り扱いのあるお店を聞いたら、

麻布十番の「 日進ワールドデリカテッセン」で購入できるとのこと。

ネットでもNZワインを取り扱うショップが増えてきて、幸せな環境です。


ちなみに今日見たワインは全部スクリューキャップ。

安定したワインの香りや風味が保てる等、いくつもの理由から世界的に普及が進んでいる

スクリューキャップですが、NZの普及率は世界一。


ワイナリーツアーの往復の車は寝ちゃわず、車から見える風景を楽しむのがオススメです。

風景からその土地でどんなワインが作られるかも感じられるので。

うちのダンナは爆睡してましたが…。


Gibbston ValleyやAMISFIELDは試飲販売所やレストランもあったり、

このようなツアーに参加しなくても気軽に楽しめるので、

NZご訪問の際はぜひ一度行ってみてください。


そんな訳で本日のワイナリー見学は終了です。貴重な経験ができました。

パンときどきワイン

おいしいパンとワインについてつぶやき。 日本だけではなく、世界のいろんな国を旅して見つけたい。

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